【日興証券】LGT上場プライベート・エクイティ戦略ファンド【ファンド解説】

8月5日からSMBC日興証券にて「LGT上場プライベート・エクイティ戦略ファンド」が新たに設定、運用開始されました。ここでは具体的な内容について解説していきます。

投資対象は?

このファンドの主な投資対象は、投資会社・運用会社になります。
ファンドの名前は「LGT上場プライベート・エクイティ戦略ファンド」となっており、意味合いとしては、上場している投資会社・運用会社に投資しますよ、ということになります。

投資国は全世界となっているため幅広く投資できるファンドですね。

投資対象株式数は200〜250銘柄で、その中から運用会社が20〜40銘柄に厳選して投資する形となっています。

為替ヘッジは?

このファンドは原則為替ヘッジをかけていません。
ですので外国株式への投資比率によって変わりますが、投資円安になれば基準価格が上昇し、円高になれば基準価格が下落します。

プライベート・エクイティとは?

プライベート・エクイティ(PE)とは、狭義には未公開株式のことを指します。

一般的に株式は上場株式未公開株式に分別されます。

日本における上場株式とは、プライム市場やスタンダード市場と呼ばれる取引所で取引されている株式のことです。ユニクロ・トヨタなどがこれに当たります。

一方、プライベート・エクイティ(未公開株式)は上場していません。なので基本的に一般の方はプライベート・エクイティ(未公開株式)に投資できません。サントリーとかがこれに当たります。

※広い意味で、プライベート・エクイティ(PE)は未公開株式に投資する投資会社・運用会社・ファンドなどになどになどに使われる事もあります。PEと表記されるときはこっちの意味合いで使われることが多いですね。

プライベート・エクイティに投資するには

プライベート・エクイティってどうやって投資するの?に対する答えとしては、残念ながら基本的にプライベート・エクイティに投資することはできません。

と言うのも、株式を発行する企業側が、私募形式で投資家を集めて株式を発行しているからです。いわゆる一般の人は締め出しているんですよね。

なにそれズルい!と思われる方もいると思いますが、よく未公開株を発行しようとする会社って一般的にはほとんど知られていない会社になります。そういった会社に投資してうまくいくかと言うと、上場している会社と比べると赤字のリスクや倒産のリスクも高いです。

つまり一般の方からすると投資するリスクが高いです。
そういった背景もあり、投資者を保護すると言う意味で投資できないようになっている面もあります。

運用会社はどこ?

LGTキャピタル・パートナーズ・リミテッドが運用を行っています。

分配金は?

分配方針として、

■年1回(原則として毎年8月24日。休業日の場合は翌営業日)決算を行い、分配金額を決定します。

と記載があるため、年1回の分配金を出す予定のようです。金額については出てからのお楽しみですね。

ファンドのメリット

・間接的にではあるが未上場株に投資ができる。
・アクティブファンドのため、運用をプロに任せることができる。

ファンドのデメリット

・投資会社・運用会社の株価の動向によって基準価格が変わるが、彼らの投資先である未上場株が儲かっているかなどの詳細な情報が入りにくため、中身がブラックボックスに近い。
ファミリーファンド形式のため、運用先でも信託報酬がかかっており、コストが高い。

購入時手数料

上限が3.3%です。

信託報酬(運用期間中にかかる手数料)

年率1.958%です。

内訳として、委託会社が1.10%、販売会社が0.65%、受託会社が0.03%となっています。

換金手数料(売却する時にかかる手数料)

0%です。

まとめ

未公開株に間接的に投資できると言うコンセプトのファンドです。

注意点

※投資は自己責任です。

※この記事は投資行動を推奨を行うものではありません。

※当ブログは記事の中で紹介している金融機関と一切関係ありません。

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